ジュエリーの取扱い方法やお手入れ方法について

プラチナジュエリーの取扱いやお手入れ

■プラチナジュエリーの基礎知識について


プラチナは、希少性が高い貴金属のひとつです。医療や、産業分野などでも活用され、その価値は年々高まる一方です。


プラチナは純度が高いため、加工されたジュエリーはとても美しい輝きを放ちます。そのうえ変色や変形の心配もありません。普段使いのジュエリーとして最適です。


さらに、強度とともに粘り気があるため、非常に繊細な細工をすることが可能です。様々な特性を持つプラチナジュエリーは、世界中でファンを魅了しつづけています。



■プラチナの種類と特徴について

プラチナは、白金族で構成される元素鉱物であり、銀のように輝き、金のように錆びないのが特徴です。また生産量は少なく、ゴールドの1/30 しかないといわれています。


種類は、純度の高いものから「Pt1000」「Pt950」「Pt900」「Pt850」と4つに分かれます。

一番低いランクの「Pt850」でも純度が85%以上であり、純度が90%の「Pt900」は、ジュエリーなどに多く使用されています。それぞれの量のパラジウム(pg)を加えて、プラチナジュエリーが誕生します。


また、純度100%の「Pt1000」では、強度を保つために 0.03%以下の含有物を微量に入れることがあります。これはプラチナ自体が柔らかいため、傷や変形することを防ぐためだといわれています。


このようにプラチナは他のジュエリーに比べ、純度が際立って高いことが特徴です。加工されたプラチナジュエリーは、変質や変色する心配はありません。普段身に付けるジュエリーとして最適だといえるでしょう。



■プラチナジュエリーのお手入れ・メンテナンス方法について


プラチナジュエリーには様々な種類があります。その中には非常に繊細な細工を施されているものもあり、丁寧に扱う必要があります。保管する際には、他のジュエリーなどとぶつからないように注意しましょう。傷が付かないよう個別に保管することをおすすめします。


お手入れ方法ですが、ティッシュペーパーや専用の布などを使ってやさしく拭き取って下さい。ジュエリーについた埃や脂は、こまめに取り除くことによって品質を保つことができます。


また、汚れがひどい場合は中性洗剤などを使って洗いましょう。専用のジュエリークリーナーを使用する場合は、取り扱い説明書をよく読んだ上で使用して下さい。


また、古い歯ブラシを使ってお手入れする方法もありますが、使用する際にはプラチナジュエリーの表面に傷が付かないよう慎重に行って下さい。汚れがとれたら水洗いを行い、柔らかい布できれいに拭き取りましょう。


プラチナは他の金属と比べ、採取される量が少なく大変な希少価値があります。こまめにお手入れを施し、いつまでも美しい状態に保ちたいものです。

    

ゴールドジュエリーの取扱いやお手入れ

■ゴールドジュエリーの基礎知識について

​世界中で古くから重宝されてきたゴールドジュエリー。 ゴールドのメンテナンス方法は「柔らかい布で拭く」など、比較的容易なので扱いやすさも特徴の一つでしょう。

ゴールドジュエリーは他の金属との配合により、様々な種類へと変貌します。 空気中や水中では錆びることがなく、その輝きは長い時を経ても決して失われることはありません。 格別の存在を放つジュエリーとして、人々を魅了し続けるでしょう。



■ゴールドの種類と特徴について


ゴールドジュエリーは、「24金」「18金」「14金」「10金」と、大きく4種類に分けられます。「24金」は純度99.9%の純金のことを 指しており、容易に変形することからジュエリーには不向きだといわれています。

このようなことからほとんどのゴールドジュエリーが、他の金属を配合して制作されます。最も市場に多く流通しているのが「18金」といわれています。


「18金」とは、75%の金が使用されていることを指します。これに銀や銅を組み合わせたものが、イエローゴールドやピンクゴールドと呼ばれるジュエリーです。


また、銅のみを組み合わせたものはレッドゴールド、パラジウムを組み合わせたものはホワイトゴールドと呼ばれています。ちなみに「14金」は58.5%の金が使用されており、「10金」は42%の金が使用されていることを指します。


色あいや硬度は、組み合わせる金属の種類と量によって異なります。金の含有量が多いほどもとの黄金色に近くなり、少ないほど金色が薄くなります。



■ゴールドジュエリーのお手入れやメンテナンス方法について


ゴールドジュエリーは、シルバージュエリーと異なり、比較的容易なメンテナンスといえるでしょう。 ​ 専用のクリーナーなど販売していますが、 宝石が施してあるタイプのジュエリーには使用できません。 ​

宝石に傷がつく恐れがあるため、繊維の細かい布等で表面を拭き取る程度にしておきましょう。 ​特にゴールドジュエリーの中でも、純金や22金など純度が高いものほど傷つきやすい傾向があります。 ​普段から取り扱いには注意しましょう。

    

シルバージュエリーの取扱いやお手入れ

■シルバージュエリーの基礎知識について


シルバージュエリーは、幅広い世代の愛用者が存在します。その魅力は、幅広いデザインと比較的手頃な価格からきているといえるでしょう。


シルバーは純度によって種類が異なり、ジュエリーとして加工しやすいのが「925」のスターリングシルバーといわれています。どの種類にせよ、使用するにつれ黒く変色してしまうという特徴があります。


定期的にメンテナンスを行うことで、比較的綺麗な状態に戻すこともできますが、日常の一工夫で長持ちさせることが可能です。



■シルバーの種類と特徴について


シルバーの種類は純度によって決定します。多くのものが、「1000」「950」「925」「900」「800」という数字で分けられます。


例えば、「950」は銀が95%含まれているという意味を表しています。一番純度の高い「1000」は、傷つきやすく変形する危険性があり、普段使用する指輪やペンダントなどのジュエリーにはあまり向いていません。シルバーの輝きを保ちつつ、日常の使用に耐えるのが「925」だといわれています。


ちなみに、純度を表す数字にも名称があり、 「1000」はピュアシルバー、「950」はブリタニアシルバー、「925」はスターリングシルバー、「900」はコインシルバーと呼ばれています。



■シルバーアクセサリーのお手入れ・メンテナンス方法について


シルバージュエリーは、日数が経つにつれ黒く変色していきます。これは錆びや酸化ではなく、硫黄成分に反応するために起こる現象です。空気中の硫黄成分や汗、温泉の成分だけでなく、パーマ液や化粧品、シャンプー、ゴム製品なども変色させる原因となるようです。


また、ジュエリーを収納する ジュエリーケースの中には、ゴム系接着剤を使用しているものも多々あります。ゴム系接着剤から硫化ガスが常時発生しているので、収納や購入の際には気をつけましょう。


ジュエリーを使用した後は、シルバー専用の布や眼鏡用の布等できれいに拭き取ることをおすすめします。その上で密閉性の高い容器や袋などに入れて保管すると変色しにくい効果があります。


また、ジュエリーについた皮脂などの汚れは中性洗剤で落とせます。古くなったブラシ等に中性洗剤を少しつけ、ぬるま湯につけながら洗いましょう。


よく水洗いをした後はティッシュペーパーや、柔らかな布で水分を拭き取って下さい。ちょっとした心がけ次第で、美しい状態のまま使用することができます。参考にぜひ活用して下さい。

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